「ことばの階段」は、言葉をひとつずつテーマにして、そこから広がる思い出や気づきを綴るシリーズです。五十音順に進めながら、日々の中にあるささやかな記憶を大切にしていきます。
#一段目 「あんぱん」
2025春の朝ドラのタイトルは「あんぱん」だ。
アンパンマンの原作者、やなせたかしとその妻がモデルだ。
ということで、今日はあんぱんについて。
あんぱんについて、よく話題になるのは、「つぶあん」か「こしあん」か、だろうか。
某菓子メーカーの「きのこたけのこ」ほどの激しさはないものの、つぶあん派とこしあん派で譲れないこだわりが見受けられる。
私はこしあん派。
つぶあんの皮の感じがちょっと苦手。
口の中に残ったりするし。
こしあんだと、塩味の聞いた感じのするあんぱんもあって、甘塩っぱいときもある。
その違いがまた面白い。
うぐいすあんとか白あんとかも好きだ。
紅白饅頭とかもらったら、赤い饅頭を率先して食べる。白あんに出くわす確率が上がるからだ。
うぐいすあんは、ずんだ餅くらいでしか見ないし、そんなに食べる機会がある訳でもないけれど、たまに食べたらめっちゃおいしい。
ビールのお供の枝豆が、デザートとしても成り立つなんて、最初は驚いた。
和菓子屋のメニューにあると、「お、食べてみようかな」と興味をそそられる。
あんぱんを創業した木村屋さんは、まだ営業を続けている。
創業当時から変わっていないらしい、あんぱん。
昔のままの味を、一度は味わってみたい。
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